保険の見直し

終身保険

死亡保障としても勿論ですが、教育費と老後資金の目的で終身保険を買うことにしました。終身保険というのは文字通り、一生涯の死亡保障ですが、この保険は一般的に貯蓄性があり、現役の時は死亡保障、保険料払込後、保障が不要になれば解約して解約返戻金を老後資金にも使えます。

保険料が高いので、高額の死亡保障をすべて終身保険でカバーするのはウチでは無理ですが、できるだけ終身保険を組み込む方向で考えました。

もとからの300万円の終身保険はそのまま残し、15年分を前納。あと保障額700万円のものに加入して合計1000万円の終身保険にすることにしました。

ただ、夫は年齢が高いので保険料も高く、毎年毎年、何十万円も15年〜20年も払っていくのは、何だか命のローンを払っているみたいでイヤです。

保険料が割安の低解約返戻金型のものは魅力ですが前納できませんし、払込途中で解約すると解約返戻金が少ないペナルティがあります。

また変額終身も保険料が安くて魅力ですが解約返戻金の保証が無いので、10年後位に必要になる教育費と老後資金目的には向きません。我が家のお金の3割は株式投資にまわしてますので、これ以上リスク商品を増やしたくありません。 (でも保険金の額は保証されているのでお葬式目的には最適と思います。また若い方は保険料が安く、運用が長期になるのでおすすめです。)

結局、一時払終身保険を買うことにしました。夫が契約した商品は、解約返戻金が最初の2年間は払った保険料を少し割り込みますが、3年目から増えていきます。 10年後には1割くらい増えます。定期預金に保険が付いている感じでしょうか。 保険料の支払いには教育費として積立てしていたもの(郵便局に預けていましたがトホホな金利です)と去年の預貯金を崩して払いました。

●低解約返戻金型終身保険
保険料払込期間中の解約返戻金が普通の終身保険の何割かに抑制されている分、保険料が割安です。 保険料払込後は通常の終身保険と同額の解約返戻金となるので、絶対に払込期間中に解約しない人向け。

●変額終身保険
投資信託に保険がついている感じです。運用は契約者の責任。保険料は終身保険の中で最も安いです。 解約返戻金の額は運用次第で保証はありませんが、保険金額は保証されています。

●積立利率変動型終身保険
途中で運用利率が見直される終身保険。最低利率は保証されています。現在のように低い予定利率の時には魅力。 保険料は安くはありません。

●終身保険ではありませんが・・・98歳満期低解約返戻定期保険
98歳満期の長期の定期保険は実質終身保険として使えます。 低解約返戻期間中の解約返戻金を抑えることにより、保険料が割安です。 結果、終身保険より解約返戻金が多く増える商品があります。 とても魅力的で悩みましたが結局、検討した保険会社の格付けが気になり、今回は見送りました。 (※現在の格付けは上がっています。) 注意する点は、定期保険なので98歳満期になると解約返戻金が0になることです。

●前納と一時払の違い
一時払・・・保険料を一度に払うこと。割引率が一番高い。 保険料控除はその年のみ。保険期間中に死亡した場合、払った保険料の払い戻しは無い。

前納・・・年払の保険料を数年単位や全期まとめて払うこと。割引率はそこそこ。 保険料控除は毎年受けられる。万一の場合、前払いした保険料の払い戻しが有る。

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