【保険の見直しその1】我が家にとって保険は必要か保障額はいくらか考える

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※【保険の見直しその1~3】の記事は子供が小学生の時(2005年)のものです。

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見直しのきっかけ

ある日、生命保険会社から1通の通知が届きました。

夫の保険が数ヵ月後に更新を迎え、定期部分と入院特約部分の保険料がアップする内容です。

「とうとう来たか!面倒くさ~い」というのが正直な気持ち。でもこの際ですから、根本的に考えました。

夫40代サラリーマン、妻パート主婦、小学生の子供2人。持ち家でローン無しの家庭です。

今回は夫の生命保険と終身医療・終身がん保険の検討で、その他の保険はレポートしておりません。

また保険に求めるもの、ライフプランは各家庭それぞれだと思いますので、ウチの保険の掛け方は(あまり一般的でないので)ご参考までに留めて下さいね。

保険を選ぶにあたって、我が家は

  • 公的保障を柱に、保険は自分の安心できる分でよい(あとは貯蓄等で備える)
  • ケチなので掛捨てはなるべく減らしたい
  • できれば教育費や老後資金にも使える保険の掛け方をしたい

という方針で選びました。

ウチはローンが無いので、保険料はある程度負担しても、掛捨ての少ない保険中心に選びましたが、 若い世代の方達でこれからマイホームの為に現金を貯めたい、保険料は低く抑えたい、 という方は掛捨て中心となるでしょう。

保険料が掛捨てとなる保険と、掛捨てでない(解約返戻金の有る)保険のメリット・デメリットを知って選択、組み合わせていき、 「結婚」「出産」「住宅購入」「子供の独立」「定年」など、ライフステージごとに見直せば良いと思います。

掛捨ての保険(定期保険など)の特徴

  • 月々の支払う保険料が安い
  • 解約返戻金は無いか、有ってもわずか
  • 保険会社が破綻した時の影響が少ない
  • 保険商品の乗り換えがし易い

掛捨てでない保険(終身保険など)の特徴

  • 保険料は高いが、解約返戻金が有る
  • 保険料の払い忘れによる失効の心配が無い
  • 保険会社が破綻した時の影響が大きい
  • 予定利率が低い現在のような時の契約は、無配当の商品や固定の予定利率で長期契約の商品の場合、インフレリスクがある

我が家にとって保険は必要か

教育費は足りる?

もともと資産家で、お金があまっていれば、保険に入るのは相続税対策ぐらいで、必要ないでしょう。

ですが我が家の場合は金持ちではありませんし、小学生の子どもが2人いて、現在教育費を貯めている段階です。

今、夫に万一のことがあれば子供たちは苦学しなければなりません。

ですから教育費は手当てしておきたい、と思いました。

生活費は足りる?

我が家の生活費はもともと少な目なのであまり参考にならないかも知れませんが・・・。

当時の生活費は教育費を除くと月12万~13万、特別支出が年間60万、これを月平均にならすと、約18万円です。

考えたくない事ですが夫に万一のことがあった場合は、ここから夫の小遣い、保険料等、夫に関わる額が減りますので、差し引き約14万円。

新たに発生する支払いとして、妻の国民年金と健康保険料、また妻自身が生命保険に入るかもしれませんから、これを3万円と見積もって最低17万円必要、とします。

ウチの夫はサラリーマンですから遺族厚生年金が出ます。

さらに子供が二人いますから遺族基礎年金も末子が18歳になるまで出ます。(その後は夫死亡時に妻40歳以上であれば中高齢寡婦加算、65才からは老齢年金)

計算するとザッとですが約13万円~は末子が18歳になるまで出そうです。

不足分は4万円~、これはパートを定期的にし、子どもも学生になったらアルバイトをすれば充分補える額です。

ローンは住宅も含めて無し、実家に帰って現在のマンションを賃貸にすれば賃貸収入も見込めるでしょう。

生活費の保障は基本的には要らない、と考えました。

その他考慮するものとしては、リフォームや車の買い替え、こどもの独立資金等がありますが、死後の整理代(葬儀代等)として死亡退職金(夫の会社は少ない)も考慮すると300万円~500万円あればよいと考えました。

病気やケガの時の備えは足りる?

短期の入院ですと困らないくらいの貯蓄はありますが、長期になると貯蓄が減っていくのは困ります。

また年をとっていくほど入院するリスクは高くなるので、終身の医療保障を確保しておくと安心と思いました。

現在の医療費の自己負担は3割(75歳からは1割)、高額療養費の払い戻しもあります。

また長期になって会社を休むことになると傷病手当金が出ます。

CMで言うように入院日額1万円(最近は1万5千円になりましたね)あれば安心なのでしょうが、保険料が高くなり、掛捨てが多くなります。

最低保障として終身入院日額5千円を確保して、あとは貯蓄で備えることにしました。

ン十年後の5千円は半分位の価値になっているかも知れませんが・・・。

私が入院した時の経験ですが、やはり突然の入院で有り難いのはスグ使える現金、貯蓄だと思います。

必要保障額を算出してみる

保険金額の目安は一般的には、

残された家族に必要なお金(生活費+教育費+葬儀代等+予備費) ―  手当てできるお金(公的年金+死亡退職金+貯蓄・資産+妻の収入)

で計算されます。

我が家の場合は生命保険の保障額は子供の教育費の額で考えることにしました。

いったいいくら必要か?これは公立か私立か、大学は自宅か下宿かで大きく幅があります。

夫に万一の場合、実家に帰るとすると、田舎なので大学に行く場合は子供たちは下宿しなければなりません。

どうなるかわかりませんが、二人とも大学まで公立・下宿で計算しました。

もし大学に行かない場合は子供の結婚、独立費用に当てられますし、不足したらアルバイトで補ってもらいます。

現在の必要額は2400万円、これに死後の整理代300万円をプラスすると計2700万円。

学資保険で手当て済みの200万円を差し引くと保障額は2500万円となります。

さらに、ここから貯蓄額を引けるのですが、貯蓄の一部を保険料の前払いに充てたため、今回は算入していません。(貯蓄を全部保険料に使ったわけではありません、念の為。)

保障額については、FPさんに相談に行く時に、自分で作ったライフプラン表を持っていき、 とことん説明、話し合いをしたところ、大丈夫というお墨付きをもらいました。

万一の時は妻が働くという大前提がありますが。

参考

公益財団法人 生命保険文化センター http://www.jili.or.jp/l

詳細なライフプランニングができます。

また、ひと目でわかる生活設計情報 > ライフイベントから見る生活設計 >のページに、教育費などいくらかかるかのデータがあります。

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