【保険の見直しその2】我が家が契約した生命保険を保険の種類とともに解説しました

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生命保険は終身保険と定期保険を組み合わせました

定期付終身保険とは

この時見直した保険は某大手国内生保のいわゆる定期付終身保険というものです。

主契約の終身保険300万に15年間2200万の死亡定期保険の特約と入院特約がくっついたものです。

夫が独身の頃、会社に来る保険のセールスレディのしつこい勧誘に負けて入った保険です。

独身者に2500万円の死亡保障も?なのですが、結婚した時には、さらに高額の死亡保障(5000万円!)への転換をしつこく勧められました。

私は高額の死亡保障に疑問を感じましたし、夫に万一の時は自分で働くから良い、と言ってお断りしました。

それ以来、パッタリいらっしゃいません。

途中、子どもが生まれた時には共済に入って保障を厚くした時期もありましたが、 見直しは何となく先延ばしにしていました。

夫が30代だったら、もっと保険料が安かったのに、と今は少し後悔しています。(払込総額はあまり変わらないんですけどね)

もしも今までの保険を継続すると、保険料払込総額は(その時点から)約275万円

この内、

一生涯の死亡保障、終身保険部分300万円に対する払込額は約48万円(貯蓄性あり)

15年間の死亡保障、定期保険部分2200万円に対する払込額は約194万円(掛捨て)

15年間の入院特約部分に対する保険料払込額は約33万円(掛捨て)

無事に15年後を迎えると約227万円は安心代として掛捨てたことになります。

残る保障は300万円の死亡保障のみ。

15年間の安心代としては妥当? このまま継続してもいいかも、と一瞬思いました。

子供の成長に合わせて定期部分を減額していけばいいし、医療保険は他で契約すればいいし。

また終身保険部分は解約返戻金が貯まっています。有配当ですし、運用利率が高い時の契約です。

ですが60歳までに死亡したり入院する確率って低いです。(40代男性の死亡率は1~2%台)もちろん確率の問題ではありませんが・・・。

200万円ものお金を、同じ掛捨てるにしても、出来るなら60歳までの保障もキープしつつ、死亡・入院する確率が圧倒的に高い老後の方にも保障が欲しいと思いました。

終身保険とは

終身保険というのは文字通り、一生涯の死亡保障ですが、この保険は一般的に貯蓄性があり、現役の時は死亡保障、保険料払込後、保障が不要になれば解約して解約返戻金を老後資金にも使えます。

我が家はこの終身保険を死亡保障としても勿論ですが、教育費と老後資金の目的で買うことにしました。

保険料が高いので、高額の死亡保障をすべて終身保険でカバーするのはウチでは無理ですが、できるだけ終身保険を組み込む方向で考えました。

もとからの300万円の終身保険はそのまま残し、15年分を前納。あと保障額700万円のものに加入して合計1000万円の終身保険にすることにしました。

ただ、夫は年齢が高いので保険料も高く、毎年毎年、何十万円も15年~20年も払っていくのは、何だか命のローンを払っているみたいでイヤです。

保険料が割安の低解約返戻金型のものは魅力ですが前納できませんし、払込途中で解約すると解約返戻金が少ないペナルティがあります。

また変額終身も保険料が安くて魅力ですが解約返戻金の保証が無いので、10年後位に必要になる教育費と老後資金目的には向きません。

我が家のお金の3割は株式投資にまわしてますので、これ以上リスク商品を増やしたくありません。 (でも保険金の額は保証されているのでお葬式目的には最適と思います。また若い方は保険料が安く、運用が長期になるのでおすすめです。)

結局、一時払終身保険を買うことにしました。

夫が契約した商品は、解約返戻金が最初の2年間は払った保険料を少し割り込みますが、3年目から増えていきます。

10年後には1割くらい増えます。定期預金に保険が付いている感じでしょうか。

保険料の支払いには教育費として積立てしていたもの(郵便局に預けていましたがトホホな金利です)と去年の預貯金を崩して払いました。

低解約返戻金型終身保険とは

保険料払込期間中の解約返戻金が普通の終身保険の何割かに抑制されている分、保険料が割安です。

保険料払込後は通常の終身保険と同額の解約返戻金となるので、絶対に払込期間中に解約しない人向け。

変額終身保険とは

投資信託に保険がついている感じです。

運用は契約者の責任。保険料は終身保険の中で最も安いです。

解約返戻金の額は運用次第で保証はありませんが、保険金額は保証されています。

積立利率変動型終身保険とは

途中で運用利率が見直される終身保険。最低利率は保証されています。

現在のように低い予定利率の時には魅力。 保険料は安くはありません。

終身保険ではありませんが・・・98歳満期低解約返戻定期保険

98歳満期の長期の定期保険は実質終身保険として使えます。

低解約返戻期間中の解約返戻金を抑えることにより、保険料が割安です。

結果、終身保険より解約返戻金が多く増える商品があります。

とても魅力的で悩みましたが結局、検討した保険会社の格付けが気になり、見送りました。 (※現在の格付けは上がっています。)

注意する点は、定期保険なので98歳満期になると解約返戻金が0になることです。

前納と一時払の違い

一時払・・・保険料を一度に払うこと。割引率が一番高い。 保険料控除はその年のみ。保険期間中に死亡した場合、払った保険料の払い戻しは無い。

前納・・・年払の保険料を数年単位や全期まとめて払うこと。割引率はそこそこ。 保険料控除は毎年受けられる。万一の場合、前払いした保険料の払い戻しが有る。

定期保険とは

定期保険というのは一定期間の間だけを保障する保険です。

保険料が安いので保障を厚くすることが出来ます。

子供が誕生して独立するまでの保障や、年金生活に入るまでの働き盛りの保障に適しています。

定期保険には更新型と全期型があり、更新型は当初の保険料が安いですが更新する度に保険料があがっていきます。

全期型は保険料が一定で、トータルでは安くなります。

ウチの場合、保障額の終身保険だけでは足りない部分、1500万円をあと15年ほど定期保険でカバーしなければなりません。

定期保険はもっと安いものがあるかも知れないと思って調べると、 健康体・非喫煙割引の定期保険や高額割引で安くなる定期保険、通販の定期保険が安かったです。

また解約返戻金を無くしたものも安いです。

定期保険というのは満期を迎えると解約返戻金は0になりますから 最初から解約返戻金を無くし、その分保険料を安くした商品は合理的で良いと思います。

また保障額というのは子供の成長、教育費の貯蓄額によって年々減らすことが出来ます。

普通の定期保険を自分でその都度減額していくか、逓減定期や家計保障(収入保障)保険という年々保障額が減少していく定期保険を利用するかで、より合理的な保険の掛け方が出来ます。

我が家の定期保険

普通の定期保険を自分で減額していくか、1年ごとに更新・見直しの出来る定期にするか、あるいは家計保障(収入保障)定期を利用するか、エクセルで必要保障額の推移とあわせて保険料がどうなるか計算しました。

(あまり差はありませんが)ウチの場合は、家計保障(収入保障)定期が安かったです。 ただ、どんどん保障額が減っていくのはなんだか心配。何事もなく貯蓄も順調で行けばよいのですが、夫が大病したりすると新たな保険にはすぐには入れませんし、保険料も割高です。

また必要保障額も、子供が小学生~高校生までは減り方が緩やかで、保障額が一直線にがんがん減っていくタイプだと、途中、保障額が不足する期間があります。そこでベースを終身保険と共済で作り、子供が独立するまで家計保障(収入保障)保険の逓増型を組み合わせることにしました。

こうすると一定額以上は保障額が減らないし、逓増型は減り方が緩やかで必要保障額のカーブにだいたい合わせることが出来ました。初期の保障額が若干増えましたが・・・。

逓減定期保険とは

年々、保険金が減少していく定期保険。

逓減の仕方は商品によってバラエティがあります。

子供の教育費やローンの保障に使われることが多いです。

家計保障(収入保障・家族収入)定期保険とは

保険金がお給料のように毎月受け取れる定期保険。(定額型は一定の保険金額、逓増型は毎年数%ずつ金額の上乗せがある。)

夫に万一の場合、公的保障の差額から月いくらあれば生活できるかイメージしやすく、生活費の保障として使われます。

保険金額が少なくなりますが、一括して受け取ることも出来ます。(保険会社によって違いますので確認して下さい。)

ウチの場合、この保険を逓減定期の意味合いで使っています。

共済を一部組み入れた理由

掛け金が一律の共済は、ウチの夫のように40代だと割安で保障が厚いので、60才までの保障の上乗せとしては最適と思いました。

また保険金の支払いが早いと言われているので。

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